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王子のはなし [日記]

「王子」といったら、

あぁ、狐だね♪

と、ピンと来る方がいらっしゃると思いますが(←落語ファンあたり)、

 

違います。

 

わたしが今日話したいのは、

『ハンカチ王子』とか『白馬にまたがった王子様』とかの、王子。

王子のことを話したいがためだけに、カミングアウトします。

わたくしは現在図書館で働いております。

 

え~、ミッソが働く図書館、そこには「王子」と職員達にあだ名される青年がおりまして…。

 

同僚「とにかく、すっごいきれいな顔立ちなわけよ。」

 

ミッソ「ふんふん。(←真剣にきいておる)」

 

同僚「年のころならハタチでこぼこ、身長180センチ前後の痩せ型、スラリ系。

    色白でね~、本が似合うの~~!!」

 

ミッソ「本が似合うだね。おりこうだだね。」

 

同僚「そうだだ!って、だっさい上田まなり、うつっちゃったけど、そうなの。

    賢い美青年なの~~~!!!(←ちょと狂い気味)」

 

そんなに美しい若者ならば是非見たいと楽しみにしている、ミッソですがどうもタイミングが悪い。

ミッソがカウンターに出ている日に限って、王子は来ない。

 

「ミッソがいると、来ないね、王子。

 避けてるんじゃない?」

 

「会ってもいないのに、避ける理由があるか~い!!」

 

同僚との関係がやや危なっかしくなりつつあった頃、

ついに王子がやってきたのでございます。

 

「キター!!!!」

 

2ちゃんねる風に大喜びする、同僚。

しかし、ミッソはなかなか気が付きません。

 

「どれが、王子だだ?」

 

キョロキョロとあさっての方向を探しております、

 

「あれ、あれだってば!」

 

頭をつかまれて、王子の方向へぐいっと向けられたものの、

まだピンと来ない様子。

 

「今、王子様のようにスラリと立ち上がった、あれが王子よ、あ~ん♪(←ちょと病気)」

 

「ふ~ん。」

 

「なに?なんなの?その反応の薄さは??」

 

「子どもだだ。」

 

「……。」

 

「若すぎて、手が出せないだわ。」

 

「……手を出そうと、思ってたわけ?」

 

「え、思ってたけど?」

 

って、このへん、どうなんでしょう?

かっちょいい=手を出す

って考えるおでは、

 

獣ですか?

 

「あ~んなに、美しく可憐な(←?)王子に手をだそうと思ってたわけ~~~!!」

 

激怒する同僚、逃げるミッソ。

 

しかし、王子も人の子です。

人は動物、つまり獣。

最近彼女ができたようで、今日も一緒に図書館にきてました。

 

けけけけけ。(←獣の笑い)

 

(おしまい)


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