SSブログ
黒ミッソ ブログトップ

消えた黒ミッソ【解決編】 [黒ミッソ]

《前回のあらすじ》

最近ぜんぜん出てこない、黒ミッソ。

どこへ消えたのかと様々な状況を仮定してみるものの、どれも面白くない。

仕方なくミッソが出した結論は

「黒ミッソはいなくなってない。最近ぜんぜんでてこないだけ。」

という、しょうもないものだった。

ところが、ミッソは黒ミッソの尻尾を発見。

「黒ミッソは何らかの事件に巻き込まれたのでは?」という疑いを持つ。

その途端、何者かに後頭部を殴られ気を失った、ミッソ。

しかし、ミッソは意識を失う間際に自分を殴った相手の顔を見ていた。

その人物とは、一体何者なのか?はたして黒ミッソはどこにいるのか?

続きを読む


nice!(15) 
共通テーマ:お笑い

消えた黒ミッソ [黒ミッソ]

黒ミッソがいなくなった。

最近、ぜんぜんでてこない。

 

そういったわけで(黒ミッソがいなくなったわけで)、

黒ミッソは死んだと仮定して、死因を考えてみた。

 

A:川で溺れた仔犬を助けようとして自分が溺れた(仔犬は助かった)

B:ボールを追って道路に飛び出して車に轢かれそうになった、子どもを助けようとして自分が轢かれた(子どもとボールは助かった)

C:おでが殺した(おでは助かった←完全犯罪)

 

…おもしろくない。

 

そういったわけで(死因を考えるのはおもしろくないわけで)、

黒ミッソはどこか遠いところにいったと仮定して、理由と行き先を考えてみた。

 

A:理由=おではもう十分おりこうになったので、去った

  行き先=自分へのご褒美でハワイ

B:理由=おでに愛想をつかした

  行き先=冬の海へ一人旅

C:理由=疲れた

  行き先=温泉

 

……。

 

修行の為、休業中と仮定してみることにする。

そういったわけで(修行中なわけで)、修行内容と行き先を考えてみた。

 

A:修行内容=精神修行

  行き先=寺?

 

つか、修行って何です?

おでは修行が何なのかわからないので、考えても無理とわかった。 

そういったわけで(無理だから)、黒ミッソは修行の為に休業中ではなかった。

 

ん?←ぴかっとしている(=アイデアが閃いている)

 

よーし、わかった!

 

黒ミッソはいなくなってない。

最近ぜんぜんでてこないだけ。

 

事件はあっさり解決したじゃないか。

金田一さんの出る幕はなかったというわけだ。

わっはっはっはっは。

って、おや?

 

なんだこれは?黒いひも状のものの先に黒い三角がついた…。

 

ああっ!

 

こ、これは…。

黒ミッソの尻尾…。

 

やはり、黒ミッソは何らかの事件に巻き込ま…

 

バキッ!

 

後頭部に衝撃を受けたミッソはそのまま前のめりに崩れ落ちた。

薄れゆく意識の中、ミッソは最後の力を振り絞って背後を振り返った。

すると、そこには見覚えのある、あの顔があった。

 

そうだったのか!

 

ミッソは全てを悟った。

 

やはり黒ミッソは…。

 

(つづかないし、オチもない)

 

※今回はnice!なしにします(理由はおしてしるべし)。

 怒りのコメントは↓こちらにどうぞ。



共通テーマ:お笑い

ポエム [黒ミッソ]

突然、思いついた。

もしかして、

 

私は詩人なんじゃないかと。

 

春ですね。

 

ヘンなヒトが増えるので、皆さん気をつけてください。

 

そういったわけで(春になってヘンになったわけで)、詩を書いてみました。

よかったら、読んでください。

 

 

『にんげんだけど』

 

体温と 同じにぬくまった お布団の中で

このまま お布団になってしまいたい

にんげんだけど

 

犬と 目が合って しばらく見つめ合った

ちょっとだけ 犬に恋ごころ

にんげんだけど

 

お風呂の中で うとうとしたら おぼれかけた

エラがあれば 平気だったのに

にんげんだけど

 

にんげん にんげんて ひらがなで何度も書いていたら

にんげんて 何のことだか わからなくなった

日本語だけど

 

忍者ハットリくんの口癖は

ニンニンだけど

 

↑ちょっと 言ってみたくなっただけ

無視して結構だけど

 

太陽は

サンサンだけど

 

サンサンの語源て 英語の sun  だって 知ってた?

ウソだけど(ひょっとするとホントかもしれないけど)

 

久しぶりにアップした 記事がこんなんで

申し訳ないんだけど

 

もっと謝らないといけない相手は 相田みつをファンのヒトだった

ごめんなさいと謝っちゃうんだけど

 

本当に頭がおかしくなっちゃったかと 怖い?

大丈夫だけど

 

オチがあると 思ってる?

ないんだけど

 

そろそろ 出てきて 黒ミッソ

いつも悪いんだけど

 

 

 

バキッ!!(黒ミッソキック)

・・・・サンキュー、黒ミッソ

 

おわり。


nice!(48) 
共通テーマ:お笑い

人間性バトン(BlogPet) [黒ミッソ]

とらちゃんは天職が深い。わかっていただけましたでしょうか?あほミッソはお仕置きだ。 ラーメンズは不思議ですね、知らなくたって使える。 夫が石黒賢に似ているということで、味覚がおやじだからだめだって。 *このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「黒ミッソ」が書きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい、おいおいおいおい!

 ミッソ・・・・おめぇはホントあほだな・・・・。

 BlogPetの黒ミッソって・・・・、はぁ(ため息)。

 おめぇ、『してやったり!』みてぇな顔してるけどよ

 多分、誰もひっかかっちゃくんねぇと思うぜ。」

 

「・・・・・黒ミッソ。

 今日は黒ミッソキックしねえだ?パンチも?」

 

「こんなばればれのウソは、ウソとはいえないぜ、ミッソ。

 これで皆さんを騙せるつもりでワクワクしている、おめぇが哀れでよ。」

 

「・・・・・・。」

 

「しかも、これはBlogPet知らないヒトにはなにがなんだかわかんねえよ。

 パロディにもなんねえって。」

 

「・・・・・・。」

 

「じゃあな、おれは帰るぜ。」

 

「待って欲しいだ!黒ミッソ!!

 このまま帰られたら、残されたおでは、おでは~~(号泣)

 せめて、お願い!帰る前におでからバトンを受け取ってくで!!」

 

「あぁ?バトンだあ?

 ・・・・・・わかったよ、わかったから、そのマジへこみ顔をやめろ!

 鼻水を拭け!」

 

「ち~ん(←鼻かんだ)。

 じゃあいくで、現在ソネブロで流行中の『人間性バトン』だだ。

 黒ミッソさ~ん!はりきってよろしくね~、ね~ん♪」

 

☆バトンをまわしてくれた方(ミッソ)の印象は?

 

覚えてねえ。

 

☆まわりから見た自分は、どんな子だと思われていますか?5つ述べよ。

 

知らねえ。

まわりからどうみられてるかなんて、

気にしたことがねえ。

 

☆自分の好きな人間性について5つ述べよ。

 

好きも嫌いもありゃしねぇ。

 

☆では、反対に嫌いなタイプは?

 

嫌いも好きもありゃしねぇ。

 

☆自分がこうなりたいと思う理想像はありますか?

 

ねえ。

 

☆自分を慕ってくれている人に叫んで下さい。

 

慕うなら勝手に慕え。

おれから言うことなんて何もねえ。

 

「・・・・黒ミッソ。

 もういいだよ。

 お手を煩わせてゴメンね、もう帰っていいからね。

 バトンはおわりね、バイバイ」

 

「ん?もう終わりかよ。

 じゃあな、おれはけえるぜ。

  あばよ!」

 

おわり。


nice!(43) 
共通テーマ:お笑い

ユーモアのセンスのこと [黒ミッソ]

ミッソ「ははははは~、ははは~」

 

黒ミッソ「おいおいおい、ミッソ、ひとりで笑ってて気持ちわりーぜ!

 一体何やってんだ?」

 

ミッソ「iPodで落語を聞いているだよ、超おもしろいだ。

 黒ミッソも聞く?

 んん、そういえばおでは黒ミッソが笑うところを見たことないだ。

 そっか!黒ミッソは笑わないからイライラして乱暴になるだ。

 おでが小噺をして笑わせてやるだわ!」

 

黒ミッソ「小噺?なんだそれ?」

 

ミッソ「聞けばわかるだよ。じゃあ、まずは簡単なやつからね♪

 天国の小噺、

 『あのよ~』。」

 

黒ミッソ「・・・・・。」

 

ミッソ「・・・・今のは失敗だっただ。黒ミッソ、ぽか~んとしてるだ(汗)。

 じゃあ、次はわかりやすいやつにするだよ。

 林家木○蔵の持ちネタだからバカでもわかるだ。

 『大雪が降って屋根の雪下ろしが大変ね~』

 『や~ね~』

 ・・・・・・黒ミッソ?」

 

黒ミッソ「おいおいおい!こんなつまらねえことしてる暇があったら、

 掃除しろ、洗濯しろ、職をさがせ!」

 

ミッソ「あ~、待って待って、黒ミッソ!

 今までのはあんまり面白くなかっただ!レベルが低かった!

 黒ミッソは黒ミッソだけに、ブラックジョークが好きなはずだだ!

 立川談志さんのブラック小噺をやるで、聞いて、ね、面白いから。

 

 車で崖に転落し、助手席の妻は即死、

 運転していた夫は命が助かったけど、一生寝たきりの重体だだ。

 友達がお見舞いに来て、

 『たいへんなことしちまったな、もうお前の人生おわりだぜ。

 ひでえ怪我だな一生寝たきりだって?』

 重体の夫が答えるだ。

 『あぁ、笑うといてぇんだよ。』

 

 ・・・・・・黒ミッソ?」

 

黒ミッソ「・・・・なるほどな。

 そんなヒドイ状況になっても笑ってられる、

 こいつぁ、なかなかにすげぇ男だぜ。

 いい話じゃねえか・・・(涙をぬぐう)。」

 

ミッソ「・・・・・。

 ね~、黒ミッソ!黒ミッソは真面目すぎだわ。

 全部真剣に考えるから笑えないだよ、もっとかる~くかる~く聞いて!

 次の小噺いくで!

 

 娘の1歳の誕生日、娘がはじめて喋っただ。

 『おじいちゃん』て。

 皆は大喜びしただけど、その翌日、おじいちゃんは死んでしまうだよ。

 翌年2歳の誕生日、去年以来喋っていなかった娘がまた喋っただ。

 『お母さん』て。

 するとその翌日、なんと!お母さんも死んでしまうだよ。

 娘の3歳の誕生日、お父さんは気が気じゃないだ。

 次は自分の番だ、娘が「お父さん」て言ったらどうしよう。

 そして娘はやっぱり喋るだよ。

 『お父さん』て。

 お父さんは、ああ、ついにこの日が来てしまった、俺の命も今日限りか。

 と一晩中眠れなかっただ。

 だけど、翌日になってもお父さんは死ななかっただ。

 隣の家の旦那さんが死んだだ。

 

 ・・・・・黒ミッソ?」

 

黒ミッソ「・・・・・ひでえ話だ!

 女房は浮気野郎だったってことか!

 残されたお父さんの身にもなれってんだ!

 ふざけやがって!」

 

ミッソ「・・・・・。

 もう、いいだわ。小噺はおわりだだ。

 黒ミッソを笑わせようとしたおでが間違いだっただよ。」

 

黒ミッソ「あほミッソめ!無駄な時間を使わせやがって!

 さあ、とっとと立ち上がれ!

 掃除だ、掃除だ!」

 

(ミッソ、無言で立ち上がる。) 

 

おわり。


nice!(44) 
共通テーマ:お笑い

説教じみたはなし [黒ミッソ]

ミッソ「ご隠居、こんにちわ~!」

 

ご隠居「おや?ミッソ何の用だい?」

 

ミッソ「用?用なんてないだよ。」

 

ご隠居「用もないのに来たのかい?」

 

ミッソ「用がないからきただ。

    用があったら、こんなとこにこねぇだわ。」

 

ご隠居「・・・・・。

     まぁ、いい。私もちょうど退屈していたところだ。

     お茶でも飲んでいきなさい。」

 

ミッソ「お茶菓子はようかんがいいだ。」

 

ご隠居「・・・・・。まあいいだろう。

     ばあさん!ミッソにお茶とようかんをだしてやっとくれ!」

 

ミッソ「ご隠居んとこのお茶はいつもぬるいだわ。」

 

ご隠居「・・・・・。ま、まあいいだろう。

     本当にいいお茶というのは冷ました湯で淹れるもの。

     色を見、香りを嗅ぎ、味わって飲んでみなさい。」

 

ミッソ「ん~。変わった色だわ。おでのいつも飲んでるお茶は茶色だのに、

    こではカビみてな色だで、ご隠居。」

 

ご隠居「お前がいつも飲んでいるのは、ほうじ茶だ。

     その茶は緑茶といって焙じる前の新鮮な茶葉を使った高級な茶だ。」

 

ミッソ「ふ~ん。

    ・・・・・・おでの口にはあわないだ。」

 

ご隠居「・・・・・・。ま、ま、まあいいだろう。

     さ、ようかんを食べなさい。」

 

ミッソ「甘さが足りないだわ。

    おでがいつも食べてるやつは

    もっとあごが痛くなるくらい甘くて、んまいで、

    ご隠居は毎日こんなにまずいようかんを食べてるだね、かわいそうに。」

 

ご隠居「・・・・・・。

     お前が食べているのは、水飴を入れてごまかしたもの。

     本当のようかんというのは甘すぎず、小豆の味がするものなのだよ。」

 

ミッソ「ふ~ん、でもおではいつものやつがいいだわ。

    こではまずいだ。」

 

ご隠居「・・・・・・。お前が正直なところ、私は好きだがね、」

 

ミッソ「おでが掃除機?

    おではゴミは吸い込めないだよ。」

 

ご隠居「・・・・・・。

     正直というのはウソ偽りがないということだ。」

 

ミッソ「ぶっほ、やっぱり、このお茶まずいだわ。」

 

ご隠居「ミッソ、話を聞きなさい。

    お前は大変に正直だけれども、それは時に人を傷つける。

    言葉には慎重にならなくてはいけない。」

 

ミッソ「またまた、ご隠居、物騒な。

    人を傷つけるなんて、おではそんな乱暴モノじゃねだよ。

    黒ミッソじゃあるまいし。」

 

ご隠居「傷つけるといってもいろいろある。

     怪我をさせるのもそうだがね、

     言葉で人を傷つけることもある。」

 

ミッソ「ことばで!ことばが武器になるとは知らなかっただ!

    とおっ!てりゃ!ばきっ!」

 

ご隠居「何やってるんだい、ミッソ。」

 

ミッソ「おでのことばでご隠居をやってつけてみようと思って、

    う~や~た~~~~!!」

 

ご隠居「そういうことではない。

     言葉で傷つくのは心だ。」

 

ミッソ「へ~。心ね~。

    ねぇ、ご隠居、ようかん、まずくて全部食べられないわ。」

     

黒ミッソ「おいおいおいおいおいおい!

     ミッソ!

     ご隠居の話をちゃんと聞け!」

 

(黒ミッソ、ミッソの襟首をつかんでご隠居の前に座らせる)

 

黒ミッソ「ご隠居、どうぞ話の続きを!」

 

ご隠居「・・・・・え?、あ、あ、ああ、

     心の傷は癒えにくい。

     しかし、傷つけたほうは痛くないので気がつかない。

     だがね、相手の気持ちを思いやる心があれば

     傷つけたほうが痛いはず。」

 

(黒ミッソ、大きくうなずきながら真剣に聞いている。)

 

ミッソ「ね~、ご隠居、お茶をもういっぱ・・・・・」

 

バキッ!!黒ミッソチョップ!

 

黒ミッソ「ミッソ!ご隠居の話をまじめに聞きやがれ!

     ご隠居、どうぞ話の続きを!」

 

ご隠居「・・・・・え?、あ、あ、ああ、

     言葉で人を傷つけないためにどうしたらよいか。

     ・・・・・それはなかなか難しい。

     これだけ長生きをした私にも、実はわからないのだよ。」

 

黒ミッソ「は、はぁ?

     じじい!100年も生きてるくせにわからねぇって?

 

ご隠居「はっはっは。私は100歳ではないがね、

     この歳になって一つだけわかったことがある。

     人を傷つけずに生きるのは無理だ、ということだ。

     たが、人を傷つけないように努力する、

     それが情というもの、なのではないかな?」

 

(黒ミッソ、ご隠居の話に感動している。)

 

ミッソ「ご隠居、おで、無理して食べてわかっただよ。

    このようかんはんまいだね!

    おでがいつも食べてるやつとは違う味だけど、

    これも、んまいだ!

    ご隠居、このようかん、黒ミッソにもあげて。」

 

黒ミッソ「ミッソ、優しい言葉が使えるようになったじゃねぇか(涙)

     ご隠居のありがたい話のおかげだぜ。」

 

ご隠居「はいはい、黒ミッソにもあげましょう。

     どうぞ黒ミッソ、召し上がれ。」

 

(黒ミッソ、涙をぬぐい、黙ってようかんを食べる。)

 

ミッソ「じゃ、ご隠居、おで達は帰るだよ。

   ごちそうさま。

   黒ミッソ、帰るで。」

 

(ミッソ、黒ミッソをつれて帰る。)

 

 

 

 

 

 

 

 

ミッソ「ご隠居のようかん、まずかったな、黒ミッソ。」

 

(黒ミッソ、黙ってうなずく。)

 

おわり。     

 


nice!(43) 
共通テーマ:お笑い

百薬の長のこと [黒ミッソ]

ミッソ「ご隠居~、遊びにきただよ~!」

 

ご隠居「おや?ミッソかい?どうしたんだい?」

 

ミッソ「ご隠居にお酒もらいにきただ。

   ご隠居は退院後禁酒してるで、ここにはいっぱいお酒が余ってるだ。」

 

ご隠居「退院?禁酒?おいおいミッソ、それはご隠居違いだよ。

   お前が言うのは横町のバンマスご隠居のことだろう、

   あたしは禁酒はしてないよ、今も一杯やってたとこだよ。」

 

ミッソ「間、間違えた・・・。でも、どのご隠居でもいいだよ、

  ご隠居が飲んでるそれをおでにも一口ちょうだい。」

 

ご隠居「しょうがないねえ・・・。

  お~い、ばあさん、ミッソに一杯だしてやっておくれ。

  え?いいんだよ、あたしと同じ酒じゃなくて、安いので。」

 

ミッソ「・・・おでもご隠居とおなじやつがいいだ。」

 

ご隠居「だめだめ、これは頂き物の高価なお酒だよ、

  お前のように味のわからない者にはもったいない。」

 

ミッソ「ちょっとだけでいいだよ、おでも飲んでみたいだよ~。

  お願いご隠居ちょっとだけ!」

 

ご隠居「だめだめ!」

 

ミッソ「お願い、ちょっと飲ませて、ご隠居!ご隠居、飲ませて!」

 

ご隠居「だめだめ!!」

 

ミッソ「うううう、これだけ頼んでもだめならば、仕方がないだ・・・

  お~い、黒ミッソ~!」

 

ご隠居「こらこら待ちなさい、やだねぇ、あいつが一緒なのかい?

  ああホントだ、戸の隙間から黒ミッソの尻尾がゆらゆら見えてるよ。

  黒ミッソに来られたらたまらないよ、

  仕方ないね~、一口だけだよ。さあ、お飲み。」

 

ミッソ「へへへ~♪いただきま~す。んんんんまい♪

  ご隠居、これはおいしいお酒だね。

  いいのをおでに飲ませてくでてありがとう。」

 

ご隠居「ありがとう、って杯を出したって、もうやらないよ。

  もう一口飲んだだろ、黒ミッソつれて家におかえり。」

 

ミッソ「え~、もう一杯だけちょうだい、ご隠居!ご隠居、ちょうだい!」

 

ご隠居「だめだめ!」

 

ミッソ「うううう、これだけ頼んでもだめならば、仕方がないだ・・・

  お~い、黒ミッソ~!」

 

ご隠居「あ~、こらこら、あいつを呼ぶのはやめなさい。

  全く仕方がないねぇ、もう一杯だけだよ。」

 

ミッソ「お酒はカラダがあったまるでいいねぇ、屁散人さんも言っていただ。

  ご隠居、お酒は冬の季語?」

 

ご隠居「冬の季語ではないがね、確かに酒はカラダをあたためる。

  ほどよく飲めば百薬の長ともいう、ただし、飲みすぎは毒だな。」

 

ミッソ「お酒はしゃくやくのしょうだだね~・・・しゃくやくのしょう?

  脇役の翔?哀川翔(にやり)」

 

ご隠居「哀川翔(にやり)ってなんだい、

  お前はさっぱりわかっていないじゃないか。

  百薬の長とは世にあるたくさん薬のなかで最良の薬、ということだ。

  それほどまでに酒は体にいいという酒へのほめ言葉だ。」

 

ミッソ「お酒がお薬とはしらなかっただよ~。

  おではやけに丈夫だと思ったら、お酒のおかげだっただね。

  ご隠居も毎日お酒を飲んでるからそんなに長生きだだ。

  ご隠居はもう、飲まないほうがいいだ。」

 

ご隠居「あたしは飲むなって、そろそろ、死ねってことかい?

  そういうことを言うともう飲ませないよ。」

 

ミッソ「あ、ご、ご隠居はいっぱい飲んだらいいだ、今100歳だけど、

  200歳まで長生きして欲しいだ!」

 

ご隠居「お前、あたしを100歳だと思っていたのかい・・・。

  まあいい、200歳まで長生きしてやろうかね、

  さあ、うれしいことを言ってくれたので、もう一杯飲みなさい。」

 

ミッソ「ご隠居は300歳まで長生きするだ!

  おでにもう一杯くれたら400歳、もう2杯くれたら500歳だだ!」

 

ご隠居「そんなに長生きはできないがね、まあいい、もう一杯飲みなさい。」

 

ミッソ「もう10杯くれたらご隠居は死なないだよ・・・」

 

ご隠居「死ななくなったらそれはまた困るねぇ、おや?

  ・・・ミッソ寝てしまったよ・・・起きなさい、ミッソ、ミッソ。」

 

黒ミッソ「おいおいおい!!じじい!!

      あほミッソにどんだけ飲ませた?」

 

ご隠居「あ、ああ、黒ミッソ、どうやら飲ませすぎてしまったようだ。

  お前、ミッソを起こしておくれ、車を呼ぶからつれて帰っておくれ。」

 

黒ミッソ「車だあ?そんなモンいらねぇよ。

  (ミッソをひょいと肩にかつぎ)じゃあな、じじい。

  飲みすぎ飲ませすぎに気をつけろよ、

  今度やったら黒ミッソキックをおみまいするぜ!」

 

黒ミッソ、酔いつぶれたミッソを担ぎ去っていく。

 

★年末年始、皆さんも飲みすぎ飲ませすぎにご注意ください。 


nice!(40) 
共通テーマ:お笑い

殺し文句バトン [黒ミッソ]

やあやあ皆さん、こんにちは。

お寒い毎日、お元気でおすごしですか?

本日は、ごにょごにょさんより受け取った「殺し文句バトン」です。

では早速、走らせていただきます!

 


Q1 あなたが殺し文句と思うセリフは?

    またそのシチュエーションは?

 

落語「紺屋高尾」の久蔵のセリフだだ。

 

染物職人の久蔵が吉原の花魁道中を見物して

最高級の花魁高尾にひとめぼれするだよ。

恋わずらいで寝込んでしまった、久蔵親方がいうだ。

 

「お前に手の届く相手じゃないが、これから3年死んだ気で働けば、

 高尾を見に行くくらいの金はできる。」

 

久蔵は3年、がむしゃらに働いて金を貯め、ついに高尾に会いに行くだよ。

でも染物職人の身分で会える高尾ではないので、

大家の若旦那と偽って、高尾と対面するだ。

久蔵はなんとか若旦那に見えるよう芝居をするだけど、

思い続けた高尾を前に、久蔵はついには全てを告白してしまうだ。

 

実は私はただの染物職人で、あなたに会うために3年働いて金を貯めた。

次にあなたに会うために、また3年働く。

でも3年の間にあなたのような人は

どこかの金持ちに身請けされてしまうかもしれない。

それでも私はあなたに会うために働くから、

一つだけ約束して欲しい。

 

「江戸のどこかで私と会ったら一言、

『久さん、元気?』と声をかけてください。

声をかけるのを覚えていてください。

いや、声をかけてと言った客がいたことを

どうか覚えていてください。」

 

おでが殺し文句だと思うのはこの↑久蔵のセリフだだ。

 

Q2 その後、久蔵と高尾はどうなったのですか?

 

高尾久蔵の告白に感動するだ。

 

「あちきは来年、年季が明けるんざます。

 そしたらぬし、あちきを女房にしてくれますか?」

と年季が明けたら久蔵のもとに行く約束をするだ。

 

久蔵「高尾が来る、高尾が来ると」、約束の日まで一生懸命働くだけど、

周りの職人や親方はこのことを信じていなかっただ。

だけど、約束の日、

高尾は本当に町家の女房姿になってやってくるだ。

感動のあまり腰を抜かした、久蔵の肩にそっと手をのせ、

高尾が言うだよ、

 

「久さま、元気?」

 

Q3 いいお噺ですね。

 

はい。おでは何度聞いても泣いてしまうだよ。

 

Q4 次にバトンを渡す人は?

 

立川流家元、立川談志さんにお願いします。


黒ミッソ「おいおいおい!

      ちょっと待て!あほミッソ!

     『殺し文句バトン』だぁ?

 

    んなもん聞いたことねえっつ~の!!」

 

ヤ、ヤバイ・・・・黒ミッソが登場してしまっただ・・・。

 

黒ミッソ「バトンをくれたにょごにょさん

  

    そんなやつ、聞いたこともね~わ!

  

      ごにょごにょさんの下にアンダーラインなんか引いて

      一見リンクかと思わせて、

 

               じつはただのアンダーラインって

 

        ど~ゆ~詐欺師だ、おめ~は!」

 

ううううう~、邪魔者、黒ミッソめ~、

おでは逃げるだよ~~!

サバラ!(ぴゅ~ん)

 

黒ミッソ「まちやがれ~、アホミッソ!

      嘘つきにはお仕置きだ~!」

 

おわり。


nice!(44) 
共通テーマ:お笑い

黒ミッソ登場 [黒ミッソ]

オッス!!よい子のみんな!

おれは、

黒ミッソだ!

寝てる子はいねぇが~!

11時だっつ~のにまだ寝てる子はいねが~!

 

お、ミッソがまだ寝てやがる!

 

ミッソ~、起きろ~!

黒ミッソ、キ~ック!!

 

やっと起きやがったか、

あほミッソめ。

おめぇは仕事辞めてから、だらけすぎだ!

「べらぼうに怠ける」ったぁおめぇのことだ!

 

ミッソ「紅羅坊名丸じゃねぇだよ、おで。」

 

てぇい!つまんねぇことをいうんじゃねえっつ~んだ!

この記事読んでる人に紅羅坊名丸知ってる人が何人いるっつ~んだ?

 

ミッソ「40歳以上の皆さんは確実に知ってるだよ。

    たぶん、momoちゃんも知ってる。」

 

んなにぃ~、そういうくだらねぇ友達と付き合ってるから、

どんどんあほになっちまうんだ!

このあほミッソめ!!

 

ミッソ「へへへへ・・・。」

 

このやろ~!照れてるんじゃねえ!!

くらえ、黒ミッソパ~ンチ!

あほが、ほめられた気になってやがる!

 

さっさと寝床から起き上がれ!

布団をたため!

 

ミッソ「お布団はこのままでいいだよ。」

 

なにい?布団はたたんで押入れにしまうもんだろうが!

 

ミッソ「でもまた夜になったら敷くだもの。

    おでは発明しただよ!

    このままにしておけば

    2つの手間が省けるだ!

    敷く手間としまうて・・・」

 

バキッ!黒ミッソ手刀炸裂~!!

おっと手刀、急所に炸裂しちまったぜ。

ミッソ気絶しちまった。

ヤバイヤバイ、気付けの一撃をおみまいしないと・・・。

てぇい!

 

ミッソ「あで?ここは?」

 

おう、ちょいとばかり力んじまって、おめぇを気絶さしちまった。

悪かったよ。

 

ミッソ「じゃあ、

    おでが芝の浜で拾った革の財布は?」

 

・・・・・。(あきれる黒ミッソ)

 

ミッソ「増上寺さまの鐘の音を

    おでは確かに聞いただよ!」

 

おめぇは、ほんっとにあほだな。

黒ミッソ暴力シリーズも、もう振るう気がしねぇよ。

でもよ、おれはおめぇのことを心配して登場したんだぜ、

最近ホントに怠けすぎだぜ、ミッソ。

 

ミッソ「おでのことを心配して来てくれただね、

    ありがとう、

    天狗さん。」 

 

んああ??

誰が天狗だっつ~んだよ、またわけがわからねぇことを

言い出しやがって!

読んでる人には、わかんねぇ・・・

あ、おめぇの友達はわかんだな。

 

ミッソ「わかってるかたが数名いらっしゃるだ。

    おでには遠くから笑い声が聞こえる・・・。」

 

友達は選んだほうがいいと思うぜ、ミッソ。

黒ミッソは心配だぜ。

 

ミッソ「黒ミッソさん、心配してくでてありがと。

    でも、おでは大丈夫だだよ。

    実は、再来週からお仕事を再開するだ。」 

 

なにぃ?それを早く言いやがれってんだ。

 

ミッソ「何も言わないうちから暴力を振るわれて、

    お話しすることができなかっただよ。」

 

すまねぇことしちまったな、ごめんよ、ミッソ。

 

ミッソ「黒ミッソに殴られたと思うから腹もたつ、

    これを天災と思えば

    腹はたたぬ。

    ならぬ堪忍するが堪忍。」

 

紅羅坊名丸・・・・。

くだらねぇこと言ってねぇで、

おめぇ、働くってのはホントか?

 

ミッソ「ホントだだ。」

 

ずーっとそこで働くのか?

 

ミッソ「12月末までの短期のお仕事だだ。

    でもその間に次の仕事も探すつもりだだよ。」

 

で、どこで働くっつ~んだよ?

 

ミッソ「・・・・こないだ辞めた会社・・・。」

 

あ、あ~ん?

「おでにはやりたいことがある」

とか何とかかっちょいいことを言ったくせに、

「辞めるの止めたい」だのなんだの大騒ぎして、

大送別会をやってもらってやっと辞めた、アノ会社か?

(くわしくはコチラ

 

ミッソ「はい・・・。」

 

恥ずかしくねぇのか?

 

ミッソ「恥ずかしいだけど、皆さんお困りのご様子で、

是非お願いしますと頼まれて・・・・、

・・・・10時出社でいいっていうし・・・・。」

 

まぁ、いいや・・・。

ごろごろしてるよりはよっぽどいいや。

でもよ、こんなに怠惰な生活ひと月も続けちまって、

ちゃんと仕事復帰できんのか?

 

ミッソ「おでも心配だだ。

    仕事中居眠りしてクビになってしまうかも。

 

    あ!そしたらまたブログのネタになるだ!」

 

あ~、あきれた、あきれたねぇ。

じゃあ、おれはけぇるぜ。

明日は11時まで寝てるんじゃねぇぞ!

あ~なんとなく腹がたつ、むにゃむにゃするので、

帰ると見せかけて、黒ミッソ回し蹴り、てやっ!

 

黒ミッソが帰りしなに放った回し蹴り、

見事ミッソの急所に入ってしまったからさぁ大変。

再び気絶したミッソ、

悲しみにくれる七人の小人たち。

さあ、王子様はやってくるのか、

ミッソを目覚めさせる王子様のキスはいったいいつになるのか!

この後は波乱万丈の物語。

これがかの有名な「ミッソと七人の小人」冒頭の一節でございます。

 

ミッソ「お、おあとがよろしくないようで・・・。」

 


nice!(37) 
共通テーマ:お笑い
黒ミッソ ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。